欠点を大きく見やすいのかな。
KEC Emi: ダメなところを話すとなるとすごく饒舌で、いろんな側面から、「これができてない。それからあれもできてない。これも大したことない」。そして、褒められても、「いやいや、そうじゃないんだ」っていうような打消しをされてしまう。笑
Michiyo: 笑 はい。
KEC Emi: 自分に厳しいっていうのは、特に日本人には文化的によくあることなので、じゃあ他人の場合はどうかなと思って、メキシコ人の上司の方を使わせていただいたんですけど。
Michiyo: はい。
KEC Emi: 他の方について褒める場合は、まぁご自身のときよりはややできるようですが、
Michiyo: 笑
KEC Emi: それでもやっぱり良いところを見つけるっていうのが苦手なのかなという印象がありました。「良いところなんて、考えたこともなかった」というか。
Michiyo: 笑
KEC Emi: せっかくできていることも、必ずどこか欠点を見つけて、その欠点を大きく見やすいのかなという感じがしました。
Michiyo: はい。
KEC Emi: これはご自身に非常に厳しいということと、目標が高いということだと思います。それによってMichiyoさんは自らを鼓舞して、ここまで頑張っていらして、大学院やお仕事、他のアクティビティでいろんな実績を積んでこられたんだと思うんですね。だからすごく大事なことですし、長所ですし、原動力にもなっていると思います。ただ一方で、あんまりにも厳しすぎるのはどうかなと。
Michiyo: んー。
良いところの蓄積が、自信につながっていきます。
KEC Emi: 良いところは必ずあるはずなんです。たとえばMichiyoさんの英語力、その中でもライティング、語彙、文法、どこかに必ず良いところがあると思うんです。私がコーチングをする中でも、ご自分では「ダメだダメだ。できてない。全然ダメだ」っておっしゃる方がいらっしゃいます。でも、具体的に書いたもの、話したことを見せていただくと、全然違うじゃん、って。
Michiyo: はぁ。
KEC Emi: 一緒に見ながら、「ここ、できてますよね」って、お知らせしています。Michiyo さんにも、そういう機会があるといいですね。もちろん、それでも一朝一夕には変わりませんよ。「あぁそうか、私ってこんなすごいんだ」って、急にはならないですけど。笑
Michiyo: 笑
KEC Emi: 「そうかぁ、自分の英語にもちょっとは良いところがあるんだな」っていう経験を積極的にしていかれると、その遠い先は、自信につながっていくと思います。ご自身の中で、「心理的な、一歩下がってしまう気持ちを取り除きたい」というお気持ちがあるのなら、そこに近づくためには、少しずつでもやっていくといいですよ。ほんの些細なこと、「こんなこと誰でもできるよ」っていうようなことでいいんです。できているところを蓄積していってあげると、徐々に、ダメなところと良いところとのバランスが変わってきます。このあたり、いかがですか?
Michiyo: そうですねー。…(沈黙)。そうですね。笑 やっぱ厳しいですかね?笑
KEC Emi: 笑 厳しいと思いますよ?
Michiyo: 笑 本当ですか。笑 そうですねぇ、うーん…そうかもしれませんね。笑
Michiyo: 笑 わかんない。どうなんですかねー。いやぁー…。でも、自分の考え方の癖かもしれないですね。
KEC Emi: うんうん。
Michiyo: 確かに、評価が厳しいのかなぁ。…なんか、だいぶマシになった気はしてたんですけど。笑
KEC Emi: 笑 そうなんですね。よっぽど厳しかったんですね。笑
Michiyo: 笑 いやぁ、なんかね、その、結構理想と現実のギャップが、やっぱりすごく、いつも自分の中で大きいなって思ってて。
KEC Emi: はい。
Michiyo: いつも「その理想に、どうやったら近づけるんだろう」っていうふうに思ってたので。英語もそうだし、こう、いっつも「こうありたい」みたいな自分がいて。
KEC Emi: はい。
Michiyo: それって結局は、一つできればまた次に、「こうなりたい」っていうのがどんどん出てくるので、「達成するっていうことがないなぁ」って思ってたんですけど。
KEC Emi: はい。
Michiyo: それをもうちょっと、分解してちっちゃくして、「達成した」、「できた」っていうことを増やしていけばいいっていうことなんですよね。
KEC Emi: そうですね。それはすごく重要なポイントだと思います。もちろんね、大きな意味では「達成」なんてことはないと、私も思っています。
Michiyo: はい。
KEC Emi: 成長を続けるためには、「自分はまだ足りない」と思うことってすごく大事だと思います。でも、今Michiyo さんがおっしゃったとおり、小分けにして、都度都度、達成感を持つっていうことなら、あり得ると思うんですね。
Michiyo: はい。
KEC Emi: 達成した感じを持つために、目標をちょっと手頃にするというか。一つ一つ、「できた。じゃあ次」、「またできた。じゃあ次」、と、その「次」を与えることはやめないんですけど、小さい目標をきちんと達成していく。目標を不当に吊り上げて、「ここまでだよー、と思ったけどまだだよー」みたいなことはやめた方がいいと思います。笑
Michiyo: 笑
KEC Emi: 吊り上げられちゃうと、自分の中でガッカリしちゃうというのもあると思うので。
Michiyo: はい。
KEC Emi: 目標を立てたら動かさず、達成する。達成したら、「じゃあ次はここまでやってみよう」っていうふうに、段階を区切って、達成感を持ちやすくするということです。
Michiyo: んーー。…そうですね。笑
(次回は最終回です)
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