Wednesday, January 28, 2015

ニューヨークの大学院で「英語がひどい」と言われました。第4回


リーディングは大丈夫です。



KEC Emi:    大学院は、今学期が最後でしたっけ?

Michiyo:     そうです。やはり大学院の中でもレポートを書いたりとか、ディスカッションに耐えうるような英語力っていうのをできればこのセメスター中に付けておきたいなとは思います。Thesis (修士論文)では大量の文章を書くことになるし、やはりリスニングも気になっています。将来のことを見据えつつ、基礎的な英語力もいまのうちになるべく高めたい…またちょっと抽象的ですけど、そんなふうに思ってます。

KEC Emi:    このセッションの冒頭に出てきたので、おそらくライティングとスピーキング、発信するという面で気になっている部分が大きいんだと思います。そして、いま「リスニングも自信がない」っていうのが出てきました。では、もう一つのリーディングについてはいかがですか?

Michiyo:     リーディングについては、辞書があって調べられる環境がある限り、特に問題は感じてないです。笑




KEC Emi:    では受信については、特に文字情報であればかなり強いと思っている、ということですね?

Michiyo:     ま、強くはないんですけど。笑 もちろんわからない単語とか、まだいっぱいあるので。日本語が100%だとすると英語っていうのは60%ぐらいでしかないと思うんですけど、それでもリーディングなら自分で何とかマネージできるんですよ。単語を調べるとかすれば意味がわかるので、そこは問題じゃないんですね。リスニングだと聞いて、何か答えないといけないとか、そこでわからないっていうのが気にはなりますけれども。

KEC Emi:    たとえばリーディングについて、そうやって、「辞書があれば意味はわかる」と言えるっていうのは、留学前からずっとそうですか?留学が始まってから成長した部分ですか?

Michiyo:     どう…どうなんですかねー。わかんないなー。笑 あんまりそんなに上達してはないと思います。でも、もちろんすごいペーパーをいっぱい読まされるので、それで少し慣れたんじゃないのかなと思うは思うんですけど、なんですかね、わかんないなー。TOEFLリーディングはそんな得意ではなかったし。笑

KEC Emi:   

Michiyo:     そんなに上達した気は全然しないんですけれども、自分で時間をとってわかるとか、辞書を見ればわかるとか、自分でかけられる時間がかなりマネージできて、その中で理解できるので、あんまり最初から問題には感じてなかったです。

KEC Emi:    なるほど。そういう意味では、先ほどから出ているキーワードの「心理的に」っていう点で、リーディングでは情意フィルター(※第二言語習得の妨げとなる不安や緊張のこと)が下がってるんでしょうね。スピーキングのお話の中で出てきた「相手を待たせている感じ」が、リーディングにはないので、辞書も好きなように引けるし、読み直しても構わないし。自由が利きますからね。

Michiyo:     はい、そうですね。



心理的なところを、変えたいです。



KEC Emi:    ではたとえば、卒業までに、あるいはその先のことも含めてでもいいんですけれど、今いろいろあるモヤモヤが、今後どうなっていくといいなって考えていらっしゃるんでしょうか?

Michiyo:     …うーん、そうですね、いろいろあるモヤモヤが…うーん、たとえば、普通にコミュニケーションがとれるとか、自分の考えを表現できるとか…。もしかしたら一番大きいのは、その心理的に、自分を抑えてる部分が取れるといいのかなと思います。

KEC Emi:    「抑えてる」というのは?

Michiyo:     たとえば一歩踏み出す自信がなくて、本当はそこで発言したいんだけどできてない部分とか。あと、自信がないときって、相手にモゴモゴして聞こえるみたいなんですね。モゴモゴしてる部分がクリアに聞こえるだけで、たぶん相手に与える印象って結構変わってくると思うので、そういうのがなくなると、同じことしゃべっても、ちょっと変わってくるんだろうなとは思います。ネイティブレベルに話すってまったく無理だと思うので、発音も日本語英語で全然いいと思うんですけど、もう下手な発音でも全然構わないので、自分が考えていることを、その80%から90%ぐらいの割合で相手に伝えられるようになると、個人的には満足な気がします。

KEC Emi:    わかりました。今いくつか出てきましたね。1つは、「コミュニケーションがとれる」、それから2つめは「考えを80-90%表現する」、3つめは「心理的にブロックされている部分を取り払う」、あるいは「勇気を出して言う」ですね。この3つに優先順位をつけるとしたら、一番大事なのはどれですか?

Michiyo:     たぶんその、心理的なところを変えたいかもしれないですね。他の人を見てても、そんなに上手じゃなくてもしゃべってる人って結構いるので。たぶん、ちょっとした心理的なものが影響してるんじゃないのかなとは思うので、そこが変わると少し変わるのかなとは思います。

KEC Emi:    「心理的に抑えているものを取り払いたい」というのが最優先ですね?

Michiyo:     そうですね、はい。

KEC Emi:    あと2つの「コミュニケーションをとる」、「考えを表現する」というのも、この「心理的なもの」に付随していると考えていいですか?

Michiyo:     そうですね。もちろんそれだけではなくって、心理的なこともあるし、たとえば単語力が少ないので、単語力上げないと伝えたいこと…、たとえば「おいしい」っていう表現も、本当1個ぐらいしかないんですよ。笑

KEC Emi:   


(つづきます)


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