Friday, December 25, 2015

English Learning Checkup とは

※現在、ご相談の受付を休止しております。 コーチングセッションについてはこちらからどうぞ。


英語学習のこと、ちゃんと相談できる場所。



英語学習において、誰にでも効く万能薬「THE secret」 はないけれど、あなただけにピンポイントで効く方法はきっとあります。ただ、それはネット上を探し回っても、英語ができる人に会うたび尋ねても見つかりません。

それがどんな方法なのかは、あなたがどんな学習者か、調べてみないとわからないからです。

「いろいろバレちゃったら恥ずかしい」という思いを乗り越えて、あなたの英語学習の状態を専門家に見せてください。問題があればなるべく早く発見し、解決を目指すことができます。

あなたの“体質”に合った“健康管理”を続けていくためにどうすればいいか、一緒に考えていきましょう。



KEC無料体験セッションとの違い


相談セッションはKECの無料体験セッションとよく似ていますが、以下のような違いがあります。

相談セッションは「問診のみ」。体験セッションは「コーチングの入口」。

相談セッションは「ちょっと聞いてみたいことがある」という方向け。1回完結で、学習者本人が自覚していることについてのみ話し合います。頭をすっきりさせ、学習意欲を取り戻しましょう。また、コーチングは性質上、コーチの家族や友人が受けることはできませんが、相談セッションなら大丈夫です。

相談だけでなく、コーチングによって数ヶ月にわたりじっくりと取り組みたいという方は
体験セッションをご利用ください。“英語学習の人間ドック”を受け、学習習慣や考え方のクセを見直したあと、進捗を見ながらコーチと二人三脚で学習者としての自立を目指します。コーチングでは学習者が自覚していなかったことについて気づくチャンスが得られます。

KECのコーチングについて詳しくはこちらをご覧ください。




相談セッションの内容をシェアして、みんなの役に立つ


英語学習者コミュニティの一員として、コミュニティ全体のために、あなたの相談セッションの内容をこのブログに掲載することに同意※1していただきますよう、お願いいたしますあなたの相談を読んだ他の学習者が「自分だったらどうかな」と考えたり、「私だけじゃないんだ」「自分もがんばろう」と感じたりして、学習意欲を高めてもらえたらいいなと思っています。

お名前等の個人情報はご本人の許可の範囲内でのみ公表します。また、内容は必ず掲載前にお見せします。ご納得いただけない内容を掲載することはありません。

※1. お申し込みをいただいた時点でご同意とみなします。

これまでのセッションの例をみる



相談セッションの対象となる方


相談セッションは、以下の条件をすべて満たす方を対象とします。

・母語が日本語。

・英語で会話した経験がある。
・英語学習について、聞きたいことがある。
・過去にKECのコーチングや相談セッションを受けたことがない。
・スカイプ※2のビデオ通話ができる。
・他の英語学習者のために、相談セッションを録音、文字化し、情報を提供することに同意できる。

※2. スカイプについてはこちらをご覧ください。



所要時間


相談セッション60分+セッション後に頭の整理をしていただく時間、という感じで、1.5-2時間ぐらいの空き時間があるときをお選びください。

相談セッション終了後、すぐ次の用事へ…というようなことにならないよう、余裕をもって計画してください。



料金


相談セッションは無料です。



ご相談の前にしていただくこと


①KEC Facebook Page のメッセージからお申し込みください。
http://www.facebook.com/englishcoaching.jp

②その際、以下の内容を
お知らせください。
・お名前とふりがな
スカイプ名
緊急連絡用お電話番号
相談セッションの希望日時(日本時間)
※メッセージをお送りいただいた日から数えて、7日以上先のお日にちをご指定くださるようお願いいたします。
相談したいこと

③公開を前提に、お名前や経歴等のプライバシーに関して、どこまで載せていいかお知らせください。



ご相談の後でしていただくこと


以下の3つをお願いします。

①相談セッションの感想を提出する。
記事に添える画像(顔写真やお気に入りの画像など)を提出する。
公開前に原稿をチェックする。

感想を書いたりテキスト化したセッションを読んだりして振り返ることは、相談者にとって有意義な学びの機会となります。



よくあるご質問
相談セッション参加方法

Wednesday, December 23, 2015

アメリカ留学準備中。今の学習でいいのかな。第10回(終)


端的に話す訓練を、日本語で。



KEC Emi:   ご自分の英語は私が思うほどうまくない、というようなことをおっしゃいましたけれど、まぁ、私の予想はそう外れてないと思いますよ。文法とかボキャブラリーに関しても、かなりストックが貯まっているようですし。

弘記:        いや。笑

KEC Emi:   お時間の都合もあって短くになりますけど、最後に1つ。英語は少し置いておいて、日本語で話すときに、もう少し整理をつけてサッと話せるようにしていくと、英語を話すときにも応用が利くかもしれないです。最初に結論を言う、そのあと短く理由をつける、みたいなさっぱりした日本語を作る。これ、訓練です。弘記さんのお好きな。笑

弘記:       

KEC Emi:   ゆっくりじっくり考えて、表現を広げていくのは得意だと思うので、そうじゃなくて、端的に短く、パッと話す訓練を日本語でするということです。その速度で発信するという感覚が身につくと、英語でもご自分が望んでいるような速度で話せるようになってくるかもしれません。そうしていくと、あくまでもご自身の満足度が、ですけれど、高まっていくかもなと感じました。

弘記:        はい。笑

KEC Emi:   ひとまず、近々に試験や面接もあるので、スピーキングに関しては、今やってらっしゃるような、前もって組み立てて、準備して録音してチェックして、というやり方がいいんじゃないかなと思います。リスニングについては、あまり厳しくしすぎず、「聞き取りやすいものでも、いいんじゃない?」って、少しご自身に言い聞かせてあげるといいんじゃないかと思いました。

弘記:        はい。笑


KEC Emi:   何かご質問はありませんか?

弘記:        えーと、(考える)んー。そう…ですねぇ。ま、特にないかな。笑

KEC Emi:   ではこれで本日の相談セッションは終了です。弘記さんのように、自分に合う方法を作り出したり、選別したりって、なかなかできることじゃないですよ。ご自身では普通と思っていらっしゃるようですけど、それって意外とすごいことなので、ぜひ続けてください。

弘記:        でも皆さん、結構されてるんじゃないですかね。

KEC Emi:   笑 厳しくしすぎないように。ただ、自分の気が済むようにしかできないっていうのもわかるので、

弘記:        そうですね。

KEC Emi:   そこはバランスを見てやってください。弘記さんが今やっていることはどれも良いことなので、続けていかれたらいいと思います。ただ、もしどこかでしんどくなったら、それ以外の方法もあるよってことを片隅に知っておいていただきたいなとは思います。

弘記:        はい。

KEC Emi:   厳しくし始めるとキリがないですから。寝る間を惜しんでも食べるものを削っても、「まだ足りない」と思えば足りないものなので、どこかで「もう十分じゃない?」って思うようにしてみてください。ひょっとしたら、それがいちばん厳しい修行かもしれないですね。

弘記:       

KEC Emi:   笑 適当なところでよしとする、っていう訓練です。やってみてはどうでしょう?笑

弘記:        んー。笑

KEC Emi:   笑 大学に進まれたらきっとおもしろいことがいろいろ生まれてくると思うので、またお話聞かせてください。本日はありがとうございました。

弘記:        ありがとうございました。






セッション後のご感想


serendipityを大事にしようと思って、できるだけ用意はせずに受けさせていただきました。結果的にそれが良かったかどうかはわかりませんが、悩んでいたことや、頭の中でモヤモヤしていたことが少し無くなり、会話自体の時間はほんの1時間程度でしたが、頭の整理がかなりできたように感じます。

会話を通して改めて気付いたことは主に心理的なことでした。完璧主義の自分と、不安症の自分、自信家の自分が、みんな集まっている感じ。自信を持って自分に合っていると思われることをやってはいるけれども、少し立ち止まって振り返ると、しっかり身に付いている気がしなくて、完璧主義の自分と自信家の自分が口論を始めて、その隣で不安症の自分が泣いている、という感じ。わかりにくいですか?(笑)

しかし、英語に関する体験談、意見など、様々なお話をお聞きして、自分は、自分流かつ、折衷的なやり方を見つけていて進歩もしている、と少し思えるようになったので、もう少しだけ、完璧主義の自分の声は小さくし、自信家の自分の声は大きくして、信じたことをやっていこうと思います。

お時間を取って、様々な助言をして頂き、ありがとうございました。


(おしまい)



Tuesday, December 22, 2015

アメリカ留学準備中。今の学習でいいのかな。第9回


簡単だと衰えてしまうような気がするんです。



KEC Emi:   筋肉をつけておけば、軽いものも重いものも持てる。でも軽いものしか持っていないと、重いものが来たとき持てないっていう。

弘記:        まぁ、そうですね。

KEC Emi:   そうですね。そういう真実もあるかもしれないです。

弘記:        はい。笑

KEC Emi:   読むときに、歯ごたえのあるものを読んで鍛えておく。その時は辛いけど、軽いものが来て、ラクに読めたときに、「あ、これは厳しいものを読んできたからだな」と思う。同じように、リスニングでも普段、あえて早口で聞き取りにくい、難しいのにしておくと、ゆっくりはっきりしたものが聞きやすく感じられて、「あ、鍛えてきたおかげだな」と思える。もし弘記さんがそう思うんであれば、その方法には利用価値があると思いますよ。「自分のやり方のおかげで、力がついてるんだ」って思えるって大事なことだと思うので、その経験則を生かしていくのは手ではあると思います。

弘記:        でも、自己矛盾で、最近は結構8割ぐらい聞けるものを聞いてるんですけども。笑

KEC Emi:   はい。笑

弘記:        迷ってるというか。

KEC Emi:   それだと筋肉が衰えるような気がしてますか?

弘記:        少ししています…ね。でも2割の部分は難しいので、それでいいのかな、とは思ってるんですけど。

KEC Emi: なるほど。その筋肉的な、速聴みたいなトレーニングの仕方を、私はあまりやらないですけど、それもアリだと思います。ただ、ずっとそればかりでは辛いですよね。だから8割方聞けるものを選んで、鍛えるとしても残りの2割、でいいじゃないですか。それに対して、ズルさとか罪悪感とか、「こんなんじゃ、鍛えられないんだよな」とかって考える必要はないと思います。

弘記:        (考える)


KEC Emi:   「聞き取りやすい」っていうのも、どういったものに対してそういう評価をされているかわからないですけれど、たとえば私たちの母語の日本語を考えたときにも、はっきり話す人と、そうでない人っていますよね。それはアメリカでも同じです。その中で、「鍛えたい」気持ちを持って、どんな方言やアクセントに対しても、こもった声も早口も、高いトーンも、どんな話し方でも克服してやろうっていうのも、一つやり方としてはあると思うんですけれど、その努力は他へ向けた方がいいような気もします。大学に入られると、周りに教養の高い人たちが集まりやすいので、わかりやすく話す人の方が多くなってくると思いますし。自分が実際に使う英語をターゲットとして、それが聞こえて、理解できるのであれば、「それでいい」と満足されるっていうのも、アリじゃないかなと思います。

弘記:       

KEC Emi:   ま、そう言われたからって、「そうですね」って、簡単にはなかなか納得されなそうですけれど。笑

弘記:        笑 ま、そう…です…ね。

KEC Emi:   そういう考えもあるんだなぁという程度にでも、どこかに記憶しておいていただけるといいかなと思います。


褒めたり、認めたり、も大事です。



弘記:        うーん。(考える)…そうですね、たぶん受験英語みたいのから入ってるんで、その影響が大きいのかな。頑張ってやろうみたいな。他の教科と同じで、やってきたのかな。

KEC Emi: それはもちろん、本当にすごくいいことだと思いますよ。頑張ってやって、苦手を克服するってすごく大事です。

弘記:        ま、ま、ま。笑

KEC Emi:   今日、弘記さんから聞いた中で、「そのやり方はちょっとマズイな」とか「やめた方がいいな」っていうのは全然ありませんでしたよ。

弘記:        あ、そうですか。

KEC Emi:   「よく自分でそこまで考えられて、選択して、続けてらっしゃるな」と感心することばかりでした。

弘記:        でもたぶん、思っていらっしゃるほどうまくはないので。たぶん身についてない感じはしていますね。やり方がしっかりしてると呼べるとしても、しっかりしてる割には、みたいな。笑

KEC Emi:   厳しいですねぇ。笑

弘記:        笑 いやぁ。

KEC Emi:   笑 厳しいことに良い面は確実にあります。でもそれ一本ではなくて、「これでいいんだ」って、自分を認めてあげたり、褒められたことに関しては否定せずに受け入れたりした方が、学習においても吸収が高まると思います。

弘記:        はい。笑

KEC Emi:   性格的なものもあるので、ひょっとしたらご自身の中で、褒めたり認めたりすると気が緩んで、甘えちゃうんじゃないかっていう恐怖心みたいなものもあるのかもしれないですね。そのへんの折り合いはご自身でつけていただくとして、心の奥底では「よく頑張ってる」と、認めてあげてください。

弘記:       


(次回は最終回です)

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Sunday, December 20, 2015

アメリカ留学準備中。今の学習でいいのかな。第8回


「何もかも」より、「必要なものを」。



KEC Emi:   たとえば今日聞かせてくださったものは、今後アメリカにいらっしゃって、大学の授業なり、学校生活に不自由がなくなった後で聞いても、まだ聞き取れないかもしれないですよ。

弘記:        そうですか。

KEC Emi:   笑 ま、聞き取れるようになっていたら、それはそれでいいんですけど。むしろ、それが聞き取れないままでも、アメリカでの大学生活に支障がないっていう体験の方を積んでいかれるんじゃないかと思います。

弘記:        (考える)…そう…なのかなぁー。うーん。

KEC Emi:   何もかもを聞き取れるというのは、それはできたら素晴らしいですけど、それよりは、自分に必要なものをより正確に聞き取って速く反応することが求められますから、そっちの方へ成長していくと思いますよ。

弘記:        そういうもんですか。

KEC Emi:   私はいわゆる「英語のシャワー」みたいな言い方はしないんですけれど、でも、まぁ“浴びて”いるうちに、その環境に順応して、その中で聞いたり話したりが上達していくということはあるだろうと思います。その意味で、今、聞き取れないものをしらみつぶしにつぶしていこうとされるよりは、ご自身でもおっしゃってましたけど、8割方できているものを中心に学習を進めていく方が、少なくとも学習者としての精神的な健康上、良いと思います。

弘記:        (考える)… その、わかるものを聞くっていう行為については、どう思いますか?

KEC Emi:   わかるものを聞くという行為?


弘記:        その、容易にというか、細かいところまで聞き取れるものを聞くっていう行為ですね。どうでしょう?

KEC Emi:   えーと、すでに聞き取れているものを、繰り返し聞くのに効果があるか、ということですか?

弘記:        すでに聞き取れているというか、内容は初めてでも、聞き取れるレベルのものを聞くことについて、です。

KEC Emi:   うーんと、(考える)…何のために聞くかによると思います。表現や構文が単純だから、聞く聞かない、ということはないですよね?自分が内容に興味があるかどうか、なので、難易度が高いからタックルしようっていう聞き方は、私はあまりしないかなと思いますけど。笑

弘記:        えーと、難易度高いというか、スピードの問題かな。同じ分野でも、簡単に聞けるものもあって、早口の人は、簡単には聞けませんし。似たような内容だとして、はっきり聞ける方を聞くのか、難しい方を聞いて、スクリプトを目にしてっていう…ま、どっちもやったらいいんですけど。

KEC Emi:   ふふふ。

弘記:       


鍛えたい気持ちが強いのかな。



KEC Emi:   弘記さんご自身はどっちがお好みですか?

弘記:        お好みっていうのは、どういう意味ですか?

KEC Emi:   たとえば同じ時間をかけるんだったら、どっちを聞こうと思いますか?

弘記:        えーっと、ラクしたい時は、あれですけど、でも基本的には速い方を聞きますね。笑

KEC Emi:   なるほど。そうやって鍛えたいという、トレーニングみたいな感覚が強いのかな。

弘記:        そう…ですねぇ。

KEC Emi:   うーん、それは、好みだと思います。

弘記:        ああ。

KEC Emi:   現実的には、まったく同じことを速度だけ変えて言うってことはあり得ないですけど、あえてそういう仮定をするとしたら、ゆっくりの、聞きやすい方を聞いてもいいんじゃないですかね?

弘記:        (考える)笑

KEC Emi:  

弘記:        あのー、たぶんリーディングの経験則っていうか、結構前から、だいたいどんな文章でも時間をかければ読めるので。1年ほど前はたぶん1ページに20分とか30分かかるぐらいのスピードだったので、楽しむっていうか…(考える)好んで読むことはなかったんですけど、最近は、好きな小説をパッて気楽に読めるぐらいの気持ちが出てきて。

KEC Emi:   はい。

弘記:        で、このことから考えると、やっぱりこの鍛える期間みたいなものがあってこその、楽しむとか、中身を味わうとかかなって思ってて。

KEC Emi:   なるほどー。筋肉を鍛えるときに負荷をかけるようなイメージですね?

弘記:       


(つづきます)

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Saturday, December 19, 2015

アメリカ留学準備中。今の学習でいいのかな。第7回


そこまで厳しくなくても、いいんじゃないでしょうか。



KEC Emi:   笑 きれいに、セリフのような英語を話すっていうことも、一つの目標ではありうると思いますし、弘記さんの目標なり、実際に使っていく英語なりが、通じればいいレベルじゃないっていうのも承知しています。ただ、あまりにもきちんと整えようとか、一発でスムーズに行こうっていう気持ちが強すぎると、どうしても減点方式になって、話しにくくなってしまうんですよね。たとえばさっきの例でも、”I’m gonna apply to US colleges, therefore…”で、説明として特に問題がない気がするんですけど。笑

弘記:       

KEC Emi:   論理的に突き詰めて考えると、そのつながりはおかしいって、確かにそうかもしれないんですけれど、そんなに反省して修正されるほどのことでもないですよね。

弘記:        笑 まぁまぁ。そう…ですねぇ。笑

KEC Emi:   ご自分に厳しいことはすごく大事だと思うんですけれど、そこまで厳しくなくてもいいんじゃないでしょうか。

弘記:        そうですね。笑 はい。

KEC Emi:   笑 構文がしっかり身についているおかげで、文法的な分解が速いんでしょうね。リスニングの際に、気に入った表現だけを拾い出せるというのも、分解ができているからこそです。そういうことが素早くできるだけに、自分で瞬発的に発信するときにも同じレベルの文や表現を求めていらっしゃるんだろうと思うんですけれど、それは現段階ではちょっと注文がキツイかもしれないです。

弘記:        そう…ですねぇ。キツイですねぇ。はい。


KEC Emi:   たとえばお友達と会話をしている中で、聞き返されるっていうことってありますか?

弘記:        聞き返されることは…(考える)、ないですね。でもたぶん難しい単語とか…なんていうのかな。どうでしょう。(考える)…まぁないですね。確かに。ないです。

KEC Emi:   それってすごいことだと思うんですけど、そう思いません?

弘記:        いや、でも(考える)…うーん、結構単純なこと言っているので、たぶん冗談とかを言い出すと、ダメですよね。ま、それはまぁいいんですけど。笑

KEC Emi:   笑 聞き返されることって、結構あるもんなんですよ。

弘記:        あ、そうですか。

KEC Emi:   原因は発音や文法や、いろいろですが、日本人の方で「自分の言っていることが相手に伝わらない」っていう不満を持っている方はとても多くて、

弘記:        あ、そうですか。


理想に追いつこうとしている、その過程。



KEC Emi: そうなんです。まぁ、他の人と比べることに意味はないですけれど、もし弘記さんが「このぐらいは誰でもできる」「こんなんじゃ足りない」っておっしゃるんであれば、それはもうすでに注文が厳しいということは知っておかれてもいいと思います。たとえ単純な表現だとしても、「聞き返されることもなく、相手に伝わっている。それは、良いことなんだ」って、ちゃんと評価してあげた方がいいと思います。きちんとできていて、で、それ以上にご自身の理想が高い。求めているものが高くて、そこに追いつこうとしている。その過程にいる、ということなんじゃないでしょうか。

弘記:        (考える)…そう…なのかなぁ。

KEC Emi:   ちょっと納得いかない感じですかね?

弘記:       

KEC Emi:  

弘記:        んー。(考える)…わかんないですけど。どうでしょう。

KEC Emi:   学習方法としては、今日お聞きしたどれを取ってもすごく良いと思いました。自分で情報を集めて、選別して、続ける。そのやり方で続けていかれたらいいと思います。それをベースに、ご提案としては、2つ。1つは、定着に関して、もう少し丁寧に重ねるといいかなと思います。自分で話したものを録音して聞いて、「ここ、こうすればいいのに」と自分で直しますよね。直したら一回で終わるんじゃなくて、何回か繰り返しつぶやいて、脳に記憶させてしまんです。リスニングやリーディングから表現を拾うのも同じで、拾うプラス、拾った表現を使って文章を何種類か作ってみるとか。そういう“塗り重ね”みたいなことをされると、入れたものの定着が良くなって、書いたり話したりするときに、咄嗟に出てくる可能性が高くなると思います。

弘記:        (考える)…はい。(考える)…そうですね。

KEC Emi:   2つめは、「スクリプトを見ても聞こえない」の件ですが、できないことを掘り下げるっていうのは、あんまりオススメしないです。

弘記:        あ、そうですか。


(つづきます)

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Thursday, December 17, 2015

アメリカ留学準備中。今の学習でいいのかな。第6回


決め付けなくてもいいかもしれませんよ。



KEC Emi:   前者の、意識しなくても使えたっていうのは、ま、自然によくあることだと思います。「意識しているから使える」「意識しないと使えない」って、必ずしも決まってないと思いますよ。「意識」と「使える」をあまり直結して考えなくてもいいかなという気がします。

弘記:        あぁ、そっか。

KEC Emi: 私も弘記さんと同じように、いつの間にか身についていて、「そういえばいつからか使えてたな」って後で気づくような現象を体験しています。逆に、何回も辞書を引いているのに、引いた記憶だけが残っていて、肝心の意味や使い方がいつまでも定着しないとか、ついスペルを間違えちゃうっていうこともあります。笑

弘記:       

KEC Emi:   「意識してやっているんだから使えるはず」とか、「意識していないとできない」とか、そういう決め付けはあんまり必要ないかもしれないですよ。

弘記:        (考える)…そのとおりですね。笑

KEC Emi:   笑 気持ちはわかりますけどね。「一生懸命やったんだから、そのぶん確実に使えるようになってほしい」ってね。

弘記:        はい。笑


KEC Emi:   ご自分の話す英語を録音して、聞いて、その評価がわりと辛口ですが、

弘記:        いや。笑 辛口というか。

KEC Emi:   笑 どんなところが気になりますか?

弘記:      えっと、表現…が、うーん。(考える)…どうだろ。(考える)…どんなところが気になってるか。うーん。(考える)…発音はそんなに気にならなくって。

KEC Emi:   はい。

弘記:        きれいではないですけれども、うーん。(考える)…やっぱり、どこを見ても、その、8割ぐらいは適切じゃないっていうか。たぶん伝わるんだろうけど、「こっちのがいいじゃん」っていうのを後で思いついたりとかは絶対するので。

KEC Emi:   何か、具体的に覚えていることはありますか?

弘記:        具体的に覚えてること。笑

KEC Emi:  

弘記:        具体的に覚えてる…(考える)…いや、これはちょっとわからないんですけど。

KEC Emi:   はい。

弘記:        (考える)…じゃあ、ちょっと下手な英語を言ってもいいですか?

KEC Emi:   全然いいですよ。


準備して、練習して、録音して。



弘記:        この前、大学のエッセイのお願いをネイティブにしようってことで、概要を説明したんですけど、その前にちょっと練習しとこうと思って録音したんですね。

KEC Emi:   はい。

弘記:        最初に、”I’m gonna apply to US colleges”って言って、で、”Therefore, I have to write some essays.”って言ったんですけど、その”Therefore”っていうのが、「アメリカの大学に行くから、それゆえ書かなきゃいけない」っていう、なんていうのかな、「アメリカに行くには絶対に書かなきゃいけないっていうわけではないから」って考えて。笑

KEC Emi:  

弘記:        “I’m gonna apply to US colleges, whose applications require me to write some essays”って言えば、「『願書にエッセイが必要なんだ』っていうことが伝わるな」って思ったんですけど。

KEC Emi:   なるほど、なるほど。良い例ですね。

弘記:        あ、そうですか。笑

KEC Emi:   良い例です。気になるポイントとしては、だいたいそういうパターンなんですかね。

弘記:        どうでしょう。今のはまだマシというか、大丈夫な例っていうか。もうちょっとひどい場合も結構多いので。

KEC Emi:   なるほど。それを、実際にお願いする前に録音して練習されてたってことですか?

弘記:        いちおうお願いなので、礼儀正しく行こうと思って。まぁちょっと気をつけてというか、やっとこうと思ったので。その練習で録音して、で、聞いてみて、みたいな感じですかね。

KEC Emi:   それで直したのを“本番”で。

弘記:        そうですね、いちおう。正しかったのかはわかりませんけど。

KEC Emi:   すごいですね。それを自分で考えて、日常的にされてるんですね。

弘記:        いや。笑 すごいというか、心配性というか完璧主義というか。

KEC Emi:   あぁ、まあ心配性な感じも完璧主義もありますが。笑

弘記:        はい。笑

KEC Emi:   でもそのやり方は、まず思いつかないですし、それが自分に必要だっていうことに気づかないと思うので、気づいた上で実行できてるっていうのは素晴らしいと思います。

弘記:        そう…なんですかねぇ。でも練習は誰でもするんじゃないですかね、少しぐらいは。

KEC Emi:   いやぁ、これがなかなかしないんですよ。笑

弘記:        そうですか。笑

KEC Emi:   すごくいいと思いますよ。やり方としては、申し分ないと思います。先ほどから伺っていても、リスニング、スピーキング、リーディングをバランスよく学習していらっしゃると思います。ライティングについては大学に入った後、まとまった分量や論理立った内容のものを書く機会が増えるので、否応なしに伸びていくと思います。

弘記:        はい。

KEC Emi:   気になっているところとして、スピーキングや、そのためのリスニングというところで、今の例や、ここまでのお話をうかがった、私の感想としては、

弘記:       

KEC Emi:   気にしすぎ、かな。

弘記:       


(つづきます)

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Wednesday, December 16, 2015

アメリカ留学準備中。今の学習でいいのかな。第5回


苦手なイギリス英語の、速いものに挑戦しています。



弘記:        いちばん始めのところで。音声あんまり良くないんですけど。

(音声)

KEC Emi:   …聞き取れないです。笑

弘記:        笑 音声があんまり良くないので。

KEC Emi:   でも速度的にはそんな感じのものを聞いてらっしゃるんですね?

弘記:        でも僕もこの速度はついていけなくって。6分間英語っていうのはBBCの抜き出しみたいのを使うみたいなやつで、その人らはそんなに速くなくって。で、その人らの会話は8割聞けてるので。

KEC Emi:   はい。

弘記:        それで、たぶんほとんど聞けるものを使って練習した方がいいなっていう気はしてるので、まぁ無理してBBCばっかり聞いたりとかはせずにやってるんですけど。笑

KEC Emi:   笑 なるほど。とりあえず今の音声に関しては、私も言い訳のしようもあるかもしれないですけど、私には聞き取れなかったです。笑

弘記:        いや。笑


KEC Emi:   笑 BBCにしているのは何かこだわりがあるんですか?

弘記:        えーと、イギリス英語が苦手だからっていうのはありますね。笑

KEC Emi:   アメリカに行くけど、イギリス英語の克服をあえてしたい?笑

弘記:        笑 それは、そう…なのかな。それか、たまたま使いやすそうなのがBBCだっていうか。その6分間のやつがBBCだったっていうのはありますけど。

KEC Emi:   留学に関しては、アメリカと伺いましたけど、イギリスに行く可能性もあるんですか?

弘記:        えーと、ありませんね。笑

KEC Emi:   ありませんか。笑 アメリカに絞っていらっしゃるんですね。

弘記:        はい。笑

KEC Emi:   わかりました。

弘記:        ていうか、それのためにもっていうのは結構あって。TOEFLもちょっと足りなくて、まだ。あとインタビューもあって、それもたぶんじゅうぶん話すことができないので、その練習もいちおう目的のひとつっていうか。

KEC Emi:   TOEFLや面接は、時期的にはいつごろですか?

弘記:        えーと、TOEFLは、2週間後ぐらい。そして出願が今月中で、インタビューが2月ごろですかね。

KEC Emi:   なるほど。TOEFLは近々ですね。わかりました。ここまで、スピーキングを中心に、それに関連していろんなお話が出てきましたね。リスニングではイギリス英語も速いものも含めて、細かいところまで聞き取れるようになりたい、というところ。それから、お友達と話している中で聞き返すことが多いので、それを減らしたいというところ。そして、自分で話したり書いたりしている表現が適切じゃないな、他の人が見たらいまいちって思われそうだなっていうところ。大きくまとめると2点ですかね。「リスニングで正確に聞き取りたい」というのと、「表現するときに、意味を伝えるだけじゃなくて、もう一ひねり、もうちょっと工夫したいな」ということでしょうか。

弘記:        そのとおりだと思います。笑


自分の発する英語は、どこから来たのか。



KEC Emi:   そういう中で、ご質問にありましたが、自分が発している英語はもともと聞いたり読んだりしたものなんじゃないか。それがわかると、学習のヒントになるかも、というところでしたね。私の答えを言ってしまいますと、

弘記:        はい。

KEC Emi:   そうだと思います。

弘記:        あ、そうですか。笑

KEC Emi:   発する英語のもとは聞いたり読んだりしたもの。そうに違いないです。私たちにとって英語は第二言語なのでもちろんですけど、これは第一言語でも同じです。たとえば作家とか、「言葉を作る」と言われるお仕事もありますけれど、あれも主に言葉の組み合わせが新しいのであって、厳密にはイチから生んだのではありません。私たちが日常的に使う言語は読んだり聞いたりを通じて他の人からもらったものです。その、もらったものの何割を自分のものにして使うか、そこが問題だと思います。

弘記:        はい。

KEC Emi:   聞いたものや見たものを100%自分のものにして使うっていうのは難しいとしても、あまりにもその割合が少ないと同じ言葉ばかりを使うことになりますよね。弘記さんは「あ、これいいな」とか「この表現使いたいな」って、外から取り入れる力が高い分、「せっかく新しいものを入れたのに」と思う場面が多いのではないでしょうか。この取り入れたものに対して発信で使う割合が上がってくると、ご自身の満足度も上がっていくと思います。

弘記:        あの、少しいいですか?

KEC Emi:   どうぞ。

弘記:        自分の録音したものを聞いて、ほとんど無意識的に、えー、(考える)…「Regardless of なになに、and based on… 」という構文を、無意識的に使っているときがあって。

KEC Emi:   はい。

弘記:        で、なんでやろと思ったときに、たまたま聞いた自分の感動した動画の中に出てきてるものだって気づいて。

KEC Emi:   ほう。

弘記:        それも何回も聞いたっていうわけではなくて、そこの構文に注意したっていうわけでもなくて。なんかどっかに残ってたっていうか、そういうのなのかなって思ったりして。そう考えたときに、覚えたものがやっぱり使えないっていうのはそういうことなのかなって思ったりしてるんですけど。

KEC Emi:   なるほど、今のお話には2つの要素がありますね。1つは、たとえば何度も聞いて書いて暗記したというように、特に覚えようとしたわけでもないのに、自然に使えてた、というご経験。2つめは、その一方で、意識的に覚えて使おうとしたのに、使えなかったというご経験。

弘記:        はい。


(後半に入ります)

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